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Webライティングにおける三点リーダーの正しい使い方とは?3つの役割を具体例と共に解説

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マネー系Webライターの岡本です!より多くの方にとって、お金や投資が身近なものになるように、FPや投資の知識を活かした情報発信をメインで行っています。

Webライティングのあれこれ

三点リーダーの正しい使い方を意識したことはありますか?

結論、三点リーダーの使い方を知っておかないと、読者を混乱させてしまいます。

そこで本記事では、三点リーダーの正しい使い方を分かりやすく解説します。Webライティングですぐに活用できるため、ぜひ最後まで読んでみてください。

【この記事で分かること】
・三点リーダーとは何か
・Webライティングでの三点リーダーの役割
・三点リーダーの使い方

記事の基本的な書き方を知りたい方は「【初心者向け】記事の書き方を知ろう!基本からコツまで現役Webライターが解説」の記事をご覧ください。

三点リーダーとは

三点リーダーとは、「…」という3つの点で構成される記号のことです。

たとえば下記のように、文章の途中で話が中断された場合や、引用文の一部が省略された場合などに使用されます。

【具体例】
「えっと、今日の予定は……あ、すみません。」(文章の途中で話が中断)
「人生には常に変化がある。『何が起きるかわからない』と言われるが、それこそが…」(引用文の一部を省略)

また、文章の最後に三点リーダーを使い、意図的に文章を中途半端な形で終わらせて、読者に余韻を持たせることも可能です。

上記のように、三点リーダーはさまざまな意味を持つため、正しい使い方をしないと読者を混乱させてしまいます。以下では、三点リーダーの役割や正しい使い方を解説していますので、参考にしてください。

Webライティングでの三点リーダーの役割3つ

Webライティングの三点リーダーの役割は、以下の3つです。

  1. 余韻や含みを持たせる
  2. 沈黙を表現する
  3. 省略を示す

以下で詳しく説明します。

1. 余韻や含みを持たせる

三点リーダーは、余韻や含みを持たせる効果があります。三点リーダーを使用して、意図的に文章や会話の一部を省略することで、読者に対して何か言いたげな印象を与えるのです。

【具体例】
「彼女はいつも話しを聞いてくれるけれど、最近は忙しそうで…」

三点リーダーの余韻や含みから、読者の想像力をかきたてたり、関心を引いたりできます。

2. 沈黙を表現する

三点リーダーは、沈黙を表現する役割も持ちます。

【具体例】
「……」先生が何も書かずに、黒板の前に立ち尽くしている。

上記のように、三点リーダーを使用すると、話者が沈黙していることを表現できます。

3. 省略を示す

三点リーダーには、文章中の一部を省略して簡潔にする役割もあります。

たとえば、引用文の一部を省略する場合や、続きがあることを示す場合です。

【具体例】
明日の会議は、誰が出席するのだろう?まだ決まっていない……

上記の例文は、三点リーダーを使って続きがあることを示しています。

三点リーダーの使い方

三点リーダーの具体的な使い方と注意点を説明します。

下記で説明する内容を読めば、三点リーダーをすぐにWebライティングで実践できます。

テキストや文章中での三点リーダーの使い方

テキストや文章中での三点リーダーの使い方を以下3つの場面に分けて説明します。

  1. 文章の省略や続きを示す場合の使い方
  2. 引用文中での三点リーダーの使い方
  3. 会話文中での三点リーダーの使い方

それぞれの使い方を知って、文章力をアップさせましょう。

1. 文章の省略や続きを示す場合の使い方

三点リーダーは、文章の省略や続きを示す場合に使われます。

【具体例】
例文1:「彼女はとても美しい女性だった。」→「彼女はとても美しい……」
例文2:「私は今日映画を見に行った……」(次の文章が続くことが示されている)

上記のように、三点リーダーを使うとことで文章を省略でき、続きがあることを示せます。

2. 引用文中での三点リーダーの使い方

引用文が長くて省略したいときにも、三点リーダーを使います。引用文の省略部分を三点リーダーに置き換えましょう。

【具体例】
人間は自由であり、権利を有する。……すべての人は平等である。(書籍や論文から引用するケース)

上記のように、引用文の途中部分を三点リーダーで代用します。

3. 会話文中での三点リーダーの使い方

会話文中では、三点リーダーは以下のような使い方をします。

【具体例】
例文1:「彼女は駅に行って……」
後半部分が省略されていることを示すために三点リーダーが使用されています。

例文2:「それは本当に……まあ、いいや」
★三点リーダーによって発言者が途中で話しをやめたことを示しています。

例文3:「それで、あなたの考えは……?」
相手に話を続けるように促すために、三点リーダーが使用されています。

上記のように、会話文中の省略・途中の表現・相手への促しなどを三点リーダーで表現できます。

三点リーダーを使う際の注意点

三点リーダーを使用する際には、以下の3つの注意点があります。

  1. 文中に多用しない
  2. メディアのルールに従う
  3. 三点リーダーの代替表現

それぞれの注意点を守って使用するようにしましょう。

1. 文中に多用しない

三点リーダーは文中に多用しないよう気をつけましょう。なぜならば、三点リーダーを文中に多用してしまうと、文が途中で途切れることが多くなり、読みづらさの原因になるからです。また、省略が多いことで誤読や混乱を招く可能性も大きくなります。

【具体例】
最近…よく…疲れているんだよね…仕事が忙しいからかな?

上記の例文では文章が途切れ途切れになって読みづらくなっています。

2. メディアのルールに従う

三点リーダは、基本的に「……」の形で、2つ繋げて使うことがルールです。しかし、クライアントごとにルールが違うため、あらかじめクライアントに確認しておく必要があります。

三点リーダーに限らず、文章に使用する記号類の表記の仕方はメディアのルールに従いましょう。

3. 三点リーダーの代替表現

三点リーダーは、中点(ナカテン)「・・・」や句点「。。。」などで代用されるケースもあります。

ただし、間違った使い方とされる場合もあるので、先ほども述べたようにメディアのルールに従った上で使用してください。

まとめ

三点リーダーの意味や使い方についての説明をしました。

本記事のポイントは以下のとおりです。

・三点リーダーは「…」を2回続けて使うのがルール
・三点リーダーは文中の「余韻・沈黙・省略」などを表現できる
・三点リーダーは文中に多用しすぎない
・三点リーダーの使い方はメディアのルールに従う

本記事を読んだあなたはすでに「そもそも三点リーダーってなに?」という状態から、仕事に使えるレベルの知識が身についているはずです。

本記事の内容を参考にして、注意点を踏まえたうえで、ぜひ仕事に活用してください。