“フリーランス”ってどんなことしてるんだろう?
実は、 “フリーランス”の仕事は一見自由で楽しそうですが、一般社会人以上に求められることが多い職業と言われています。しかし、フリーランスに求められる要件を満たせていれば、働く時間も量も好きに決めることができる、非常に魅力的な一面があるのも事実です。
Web系フリーランスなら、住む場所だって自由!
わ〜い!!
本記事では、まるり先生の”フリーランス”生活の実体験をもとに、”フリーランス”がどんな職業なのかをご紹介します。
【この記事を読むと分かること】
- フリーランスはどんな仕事か
- フリーランスに向いてる人
- フリーランスが多い職業
- フリーランスのメリット、デメリット
この記事を読んで、”フリーランス”の仕事に興味を持っていただけたら嬉しいです。
そもそも”フリーランス”とは?
フリーランスとは、「どんな仕事をするか」「どれだけ仕事をするか」「いつ仕事をするのか」を選べる代わりに、全て自己責任の職業です。
【フリーランス=自由】というイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、「自由」な側面を持つ反面、会社員とは違って、自分で仕事を探さなければ報酬を得ることができません。仕事を獲得しても仕事をしなければ、報酬が一切出ないというイメージです。
また、トラブルがあってもほとんどの場合、自分で解決しなければなりません。「フリーランスとして働く人の意識・実態調査2021」でも、回答者の40%以上の人がトラブル時には直接交渉をしたと回答しています。
でもやっぱり、「働く時間」や「働く量」を選べるのはとても魅力的!
“フリーランス”に向いている人はこんな人!
フリーランスに向いているのは、以下の特徴を持つ人だと感じています。
- 自己管理ができる
- 営業ができる
- 一人で作業できる
- 学ぶ意欲がある
- レスポンスが早い
下記で詳しい内容をご紹介します。
自己管理ができる
フリーランスは全てにおいて自己管理をしなければなりません。例えば以下の4点が管理する事項に挙げられます。
- 報酬額
- 労働時間
- 仕事の納期
- 体調
1. 報酬額
フリーランスは、「合計で月額がいくらになるのか」「時給がいくらになるのか」などを、自身でしっかり把握しておく必要があります。フリーランスは複数のクライアントさんから並行して仕事をいただく形が多く、会社員の「給与」のように報酬額をシンプルに管理できないからです。
報酬額をしっかりと管理し、確定申告に備える必要があります。
労働時間
フリーランスは「好きな時間に好きなだけ」働けるため、人によっては、ついつい長時間労働をしてしまいます。長時間労働をしすぎると健康に影響することもあるため、働く時間や休む日を決めて、メリハリをつけると良いでしょう。
仕事の納期
仕事の納期を守るのは当たり前ですが、フリーランスは複数のクライアントさんから仕事をいただく形が多いため、きちんと管理していないと、ついつい納期を忘れてしまうことがあります。
管理ツールやフォーマットを使用して、仕事の納期をきっちり管理しましょう。
体調
フリーランスは体調の管理も大切です!いくら自宅で仕事ができると言っても、体調が悪いと頭が回らず仕事になりません。仕事ができないと報酬もなくなるため、体調管理をしっかりする必要があります。
営業できる
フリーランスは、待っているだけでは仕事がきません。自分で仕事を獲得しにいかなければならないのです。同じクライアントさんに継続的に仕事をもらえる場合もありますが、そこに頼って営業を怠っていると、急にその仕事がなくなり困ってしまうこともあります。
そのため、常に自分から仕事を獲得しようという気力を持ち続けられる人は、フリーランスに向いていると言えるでしょう。
営業職だった人には、もってこいの職業かも!
1人で作業できる
フリーランスは在宅で1人で作業することが多いです。「1人になるとサボってしまう」「自分を制御できない」という方は、中々仕事が進みません。そのため、フリーランスの人の中には、カフェやコワーキングスペースなどで仕事をする人も多いです。
1人でもメリハリをつけて仕事ができる人はフリーランスに向いていると言えます。フリーランス仲間ができたら、もっとやる気がアップしそうですね!
学ぶ意欲がある
フリーランスの世界は、常に新しい情報とスキル獲得が必要なうえに、その情報収集や学習も自分1人でし続けなければいけません。学習を怠れば、フリーランスの世界に置いていかれて、どんどん仕事がなくなってしまいます。
どんなことにも興味があり、学び続けられる人はフリーランスとして長く生きていけるでしょう。
レスポンスが早い
フリーランスのクライアントは忙しい方も多いため、メールやチャットなどのレスポンスが早いと喜ばれます。フリーランスの連絡手段は、主にWeb上で行われるため、顔が見えない関係の付き合いも多いです。
だからこそ、丁寧なレスポンスをできるだけ早くすることが重要になってきます。Web上で人と連絡を取るのが苦手という方には苦痛になるかもしれません。
この人になら仕事を頼みたい!
と思ってもらうことが大切なんだね。
“フリーランス”が多い5つの職業
フリーランスにはさまざまな形態がありますが、特に以下のような職業が多いです。
- Webライター
- デザイナー、イラストレーター
- 動画編集、カメラマン
- webマーケター
詳しくは以下の通りです。
Webライターの”フリーランス”
Webライターは主に、webサイトや雑誌、ブログなどに掲載される記事や書籍の文章をライティングします。ライティングをするうえでの取材や写真撮影、編集・校正など幅広い業務を担当する場合もあり、幅広いスキルが重宝される職業です。
記事から顧客を流入することが目的のお仕事の場合は、SEOやSXOなどの知識が求められます。
SEOについては後日別記事でご紹介します!
専門性や質の高い記事を書けるライターは記事単価が上がる傾向にあり、1時間執筆しただけで10,000円以上を獲得できるようになることも。そう、Webライティングは夢のある仕事なのです。ただし、人によっては低単価案件から抜け出せず疲れて辞めてしまう人もいます。
稼げるライターになれるよう、向上心を持って取り組む必要がありますね。
デザイナー・イラストレーターの”フリーランス”
デザイナーやイラストレーターは仕事によってさまざまな形がありますが、主にwebデザインやグラフィックデザイン、イラストを含めたデザインなどの仕事があります。デザイナーの多くはPhotoshopやIllustratorのソフトを使用することが多く、イラストレーターはイラストに特化しているCLIP STUDIO PAINTを使うことが多いです。
デザインやイラストの仕事は、クライアントさんとイメージを共有するためのヒアリング力が求められる仕事と言われています。
しっかりセルフブランディングをすれば、仕事を獲得することも難しくありません。
動画編集・カメラマンの”フリーランス”
最近では、「伝える」ツールとして動画コンテンツの人気が高まっており、それに伴って動画編集やカメラマンの仕事が増えてきています。使うソフトは主にAdobe Premiere ProやAdobe After Effectなどです。
もちろんYouTube以外にも広告PR動画や地域活動動画など、さまざまな案件があります。
こちらの仕事は未経験からでも始められる場合が多く、動画業界の伸び率も期待できるため、今からフリーランスになろうとしている人におすすめの職業です。
お世話になってるマーケターさんも
動画ができると強い!と言っていたよ。勉強しようかな?
Webマーケターの”フリーランス”
マーケターとは、担当する商品やサービスに関する市場調査を行いマーケティングする職業です。Webライターが記事の仕事をもらっているほとんどの企業には、専任のWebマーケターが付いています。
オウンドメディア・SNS・PPC・メルマガなどを活用して商品やサービスが「売れる仕組み」を作り出す仕事を行い、今注目されてきています。
まるり先生もWebマーケターを目指して勉強中だよ!
“フリーランス”として働くメリット・デメリット
フリーランスとして働く際のメリットやデメリットをご紹介しますので、フリーランスの仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください!
“フリーランス”として働く4つのメリット
フリーランスとして働くメリットは以下の4つです。
- 働く時間が自由に選べる
- 働いた分だけ稼げる
- 人間関係に悩まずに済む
- 好きなだけ働き続けられる
それぞれの詳細を説明します。
1. 働く時間・量・場所などが自由に選べる
働く時間を自分で決められるというのは、フリーランスの最大のメリットとも言えます。しかし自由な分、怠けてしまうこともあるため、自分でメリハリをつけていく必要があります。
「フリーランスとして働く人の意識・実態調査2021」でも、回答者の60%以上の人が、収入への満足度は低いものの、フリーランスの働き方に満足していると回答しています。
2. 働いた分だけ稼げる
頑張れば頑張る分だけ稼ぐことができるのもフリーランスのいいところです。実際に、月に100万以上稼ぐフリーランスもいます。ただし、働きすぎると体を壊してしまうので、ほどほどにしたいですね。
3. 人間関係に悩まずに済む
クライアントさんとのある程度のコミュニケーションは必要になりますが、組織のように厳しい規律や人間関係に悩むことは少ないです。仕事も、仕事相手も選ぶことができるのは、フリーランスならではの魅力なのです。
4. 好きなだけ働き続けられる
“フリーランス”は定年退職がないため、歳を重ねても働くことができます。健康であれば、老後も必要な分だけ稼ぐことができるのです。
“フリーランス”として働く4つのデメリット
“フリーランス”として働くデメリットもあります。
- 収入が不安定
- いつ仕事がなくなるか不安になる
- 確定申告の手続きが面倒に感じる
- 孤独を感じて病んでしまう人もいる
どんな職業にもデメリットはつきものですが、それを把握しておくことで対処できることもあります。下記でしっかり理解しておきましょう。
収入が不安定
“フリーランス”の仕事は、継続的に仕事をもらえる場合もありますが、毎月いくらもらえるという決まりがあるわけではありません。そのため、仕事が少なかった月は収入が少なくなってしまいます。
実際、「フリーランス白書2021年」でも、回答者の64.2%が、収入がなかなか安定しないのが一番の課題と回答しています。
また、会社員のように、病気や出産などで働けなくなってしまった場合の手当てもありません。退職金もないため、働けなくなったときのための保険や小規模企業共済(積立退職金制度)などに加入して対処する必要があります。
年金も会社員よりかなり減額されてしまうため、国民年金基金やiDeco、積み立てNISAなどの加入も必要です。
お金の知識をつけないと、老後に苦労するんだね。
いつ仕事がなくなるか不安になる
仕事をもらえて順調だったとしても、クライアントさんとの契約は「業務委託」がほとんどのため、クライアントさん側に「いらない」と判断されてしまったら、急に仕事がなくなることがあります。そのため常に、明日収入がなくなるかもしれないという恐怖や焦りを感じる人もいます。
しかし、フリーランスにとって、クライアントが入れ替わることは自然の流れです。焦らず、着実に仕事をこなしていきましょう。
確定申告が面倒に感じる
企業などに所属していれば、確定申告など面倒な手続きは全て会社がやってくれます。しかし、フリーランスは全て自分でやらなければなりません。それを面倒に感じる人も少なくないです。
上記のツールが発足したことで、昔よりは作業負担が軽減されました。
孤独感を感じやすく、病んでしまう人もいる
“フリーランス”は在宅の仕事が多く、クライアントさんとのやりとりもメールが主になるため、人と喋らない日も多いです。そのため、人によっては孤独感により、うつ病になってしまう人もいます。
まるり先生は、孤独感を予防するために、週に数日外でアルバイトをしていたことがありました。フリーランスの仲間が近くにいる人は、定期的に一緒に仕事をするのがおすすめです!
まとめ
“フリーランス”といってもさまざまな形態や仕事内容があることが分かりましたね。また、この記事を読み、”フリーランス”へのイメージが変わった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
フリーランスは失敗も成功も、全て自分しだい。
「自由」の裏側には、涙ぐましい努力と大きな責任、そして明日仕事がなくなるリスクがあります。この全てを背負ってでも、”フリーランス”の仕事に魅了されるのは、やはりフリーランスならではの魅力があるからです。
“フリーランス”であっても会社員であっても、その働き方は「理想の暮らしを実現する1つの手段」でしかありません。今現在、働き方について悩んでいる方は、まずはあなたの「理想の暮らし」について考えることをおすすめします。
そのうえで、あなたに合う働き方を探すと、自分の思い描く生活に1歩近づけるかもしれませんよ。
“フリーランス”の第一歩としては、Webライターがおすすめです!
Webライティング講座の記事もぜひ読んでみてくださいね。