Webライターに興味はあるけど、右も左も分からない
どうやって記事を書いているのか教えてほしい
Webライターの仕事を長く続けたいなら、記事の書き方の知識は必要不可欠です。記事の書き方の基本を知らないままだと、なかなか仕事をもらえません。
本記事を読んで、記事の書き方の基本をしっかり理解し、クライアントさんに重宝されるWebライターを目指しましょう!現役Webライター「まるり先生」がライティングの基本やコツについて徹底解説します。
記事の書き方|5つの基本
読みやすい記事を書くための「5つの基本」は以下の通りです。
まずは、上記の5つをしっかり頭に入れましょう!
基本1. 表記ゆれには気をつけよう
表記ゆれとは「同じ意味の語句」が同じ記事の中で、違う表現で書かれることです。たとえば、下記のような書き方をしないよう注意しましょう。
単語 | 文章例 |
パソコン PC | パソコンを買った。PCは黒色だ。 |
りんご リンゴ 林檎 | 母がりんごを買ってきた。私がリンゴを食べていたら、祖母も林檎を買ってきた。 |
表記ゆれが起こると、読者が読みづらく理解しにくくなります。だれにとっても読みやすいように、1記事の中での表記は一貫させましょう。
基本2. 漢字の使い方に気をつけよう
記事内に「漢字」を使うときは、1記事内に漢字が多くなりすぎないよう、バランス調整が必要です。バランスのよいは、「1記事内に漢字3割・ひらがな7割」といわれています。
記事内に漢字が多すぎると「読みにくく堅い印象」になり、ひらがなが多すぎると「幼稚な印象」を与えてしまうので、注意しましょう。
また、下記のように、Webライティングのルールの1つとして「ひらく漢字」と「とじる漢字」があります。
漢字の「ひらく」「とじる」については、下記の記事でご紹介しています!
漢字のルールや記事全体を見て、漢字やひらがなのバランスを調整しましょう。
基本3. 無駄な単語は削除しよう
同じ意味の文章であれば、短い方が伝わりやすく読みやすいため、無駄な単語は削除しましょう。
なくてもよい接続詞(例:さらに、そして)
「という」(例:Webライターという職業は)
指示語 (例:この、その、あの)
記事をクライアントに納品する前に、削れる言葉がないかをよくチェックしましょう。
校正チェックツールの活用もおすすめです!
基本4. 遠回しに感じる表現は避けよう
記事を書く際は、文章は結論から書きましょう。
Web上で検索する読者の大半は、記事を読みたいわけではなく、「早く答えが知りたい」傾向にあります。そのため、結論を最初に書けば、読者の満足度があがるというわけです。
遠回しに感じる表現は避け、見出し画像を効果的に使い、結論がすぐ分かるような記事を作りましょう。
誰が書いたか分からないWeb上の記事の引用には気をつけましょう。
基本5. 指示語はなるべく使わないようにしよう
記事の中では、指示語である「こそあど言葉」はなるべく使わないようにしましょう。読者は、記事を途中から読み始めることが多いため、記事中に「こそあど言葉」を乱用すると、意味が伝わりづらくなります。
「こそあど言葉」とは以下の言葉のことです。
品詞名 | こそあど言葉 |
---|---|
指示代名詞 | これ・それ・あれ・どれ |
形容動詞 | こんな・そんな・あんな・どんな |
副詞 | こう・そう・ああ・どう |
連体詞 | この・その・あの・どの |
具体的なNG例とOK例をご紹介します。
「こそあど言葉」は極力減らして、読みやすい記事を心がけましょう。
もっとうまくなる!記事の上手な書き方 5つのコツ
もっと上手に記事を書くために、下記5つのコツも押さえておきましょう。
2. いきなり記事は書かず「構成案」を作ろう!
3. 信頼できる情報源を使おう
4. 文章の型を知ろう
5. 文末表現のレパートリーを増やそう
「記事の書き方|5つの基本」と上記の5つのコツを押さえておけば、クライアントに満足してもらえる記事が書けるようになりますよ。
コツ1. 記事の目的をしっかり理解しよう
読み手に「読みたい記事じゃなかった」と思わせないために、記事の目的やテーマをしっかり理解してから書き始めましょう。
具体的には、下記3つのポイントを中心に、記事の目的を考えます。
ポイント | 考えること |
ペルソナ(ターゲット)を具体的に考える | 誰に届ける記事? |
読者目線で書く | 読者は何を知りたいと考えている? |
クライアントのゴールを想像する | クライアントが記事を作る目的は?(物を売りたい?問い合わせを増やしたい?) |
以上のポイントが整理できれば、記事の軸がぶれにくくなり、より高品質な記事が書けます。
目的やテーマが曖昧なときは、クライアントさんとコミュニケーションを取りながら確認しましょう。
コツ2. いきなり記事は書かず「構成案」を作ろう!
記事を書き始める前には、必ず構成案を作りましょう。構成案は、見出し・文の流れを定める記事の骨格的な役割をもちます。
初心者が構成案を立てずに記事を書くと、全くニーズのない「ただの感想文」になってしまうことも……。
Webライターの基本の執筆手順は、以下の通りです。
ステップ2. 関連KWを調べる
ステップ3. 競合記事を調査する
ステップ4. ペルソナ設定をする
ステップ5. 必要なキーワードを使用して、下記の要領で構成案を作る
【タイトル】
【導入文】
【見出し】
【小見出し】
【小見出し】
【見出し】
【小見出し】
【小見出し】
ステップ6. 記事を執筆する
「執筆手順」の詳しい内容は、後ほどご紹介します!
コツ3. 信頼できる情報源を使おう
記事に使用する情報は、信頼できるサイトや本から引用しましょう。例えば、以下の2つの場合、どちらが信頼できる情報に感じるでしょうか。
- 「厚生労働省のサイトによると〜」
- 「知人の意見によると〜」
答えば「1」です。もちろん「2」の場合でも、伝えたい情報の経験が豊富だったり、専門的知識があったりする知人の意見でればOKです。ただし、知人がどういった人なのかを明記し、信頼できる情報だと示す必要があります。
外部の情報を参考にする際は、信頼できる機関・専門家の意見・論文・アンケートを活用して、信頼性の高い記事にしたいですね。
コツ4. 文章の型「PREP法」を知ろう
文章の型を知れば、初心者でもぐんと記事が書きやすくなります。記事の型は、「PREP法」「三段論法」「ホールパート法」などさまざまなものがありますが、初心者はまず「PREP法」をマスターしておけば間違いありません。
PREP法とは、簡潔で論理的に説明する文章の型です。具体的な構成・順番・例文は下記をご覧ください。
PREPの構成 | 順番 | 例文 |
結論:P(Point) | 1 | Webライターとして活躍したいなら、資格を取得しましょう。 |
理由:R(Reason) | 2 | なぜなら、Webライターとしての評価が上がる可能性があるからです。 |
具体例:E(Example) | 3 | たとえば、◯◯の資格の知識は、SEO記事を書く際に役立ち、クライアントからの信頼も上がります。 |
結論:P(Point) | 4 | したがって、Webライターには資格が必要なのです。 |
上記のように、適切な接続詞を意識しながら、PREP法を実践しましょう。
また、読みやすい文章を書くためには、以下のポイントも要チェックです。
✔️句読点は正しく打つ
✔️一文は60字前後にする
✔️一段落は150字以内にする
✔️「、」は一文に3つ以内にする
また、読みやすい文章を書くためには、以下のポイントも要チェックです。
一文が長すぎると、主語・述語・修飾語・被修飾語がごちゃまぜになり、読みにくくなってしまいます。魅力的な記事にしあげるために、文章の型をしっかりマスターしましょう。
コツ5. 文末表現のレパートリーを増やそう
読みやすい記事を書くためには、文末表現のレパートリーを増やしましょう。
文末表現が豊かになれば、文章にまとまりやリズムができ、記事の魅力がさらにアップします。文末表現の具体例は、次回の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Webライターの執筆手順
先ほどご紹介したWebライターの「執筆手順」について詳しく解説します。
ステップ1. キーワード(KW)を決める
キーワード(KW)とは、記事を執筆する際のテーマになる言葉です。
依頼を受けて記事を執筆する際は、クライアントさんが決定し、構成案からWebライター作成するのがスタンダートですが、自分で収益を目的としたブログを書く際には、キーワードの選定からする必要があります。
無料ツールでできるキーワードの選定方法は以下の通りです。
検索ボリュームは、サイトやブログのパワーによって考える必要があります。開設したばかりのサイトの場合は、検索ボリュームが高いものを選定しても、Googleの検索上にはなかなかあがってきません。
使用するツールや詳しいやり方は、Webライター講座でお伝えしています!
ステップ2. 関連KWを調べる
キーワードが決まったら、読者のニーズを見極めるために、関連KWを調べます。
ラッコキーワードやキーワードプランナーなどが無料で利用できるので、使いやすい方を選びましょう。
ラッコキーワードはこちら↓↓
ステップ3. 競合記事を調査する
次に、競合記事を調査します。
選定したキーワードでヒットする5〜10記事を調査するのがスタンダードです。見出し作りの参考や記事内に含めると効果的なキーワード・内容を調査できます。
無料で利用できるのは、ラッコ見出し抽出ツールです。
ラッコ見出し抽出ツールはこちら↓↓
出典:ラッコ見出し抽出ツール
ステップ4. ペルソナ設定をする
関連KWや競合記事の調査結果などを参考にしながら、読者の人物設定(ペルソナ設定)をします。
ペルソナ設定をしっかりしていれば、記事の品質が上がるので、面倒だと思ってもしっかりリサーチしましょう。
具体的には以下のような事項を設定します。
ステップ5. 構成案を作る
調査内容をもとに、構成案を作ります。まるりは、独自の調査票を使って作成しています。
こんな感じ↓↓
ちなみに、Webライター講座を受けてくれた生徒さんには無料配布しています。
あなたも独自の調査票を作成してみてはいかがでしょうか?作業がとても楽になりますよ!
構成案を作るときには、信頼できる参考サイトや文献・専門家のブログなどの参考URLを一緒に貼り付けておくのがおすすめです。
執筆が楽になるよ!
また、競合記事と文章が丸かぶりにならないように、下記のような本文プロット(要約のようなもの)は必ず書いておきましょう。
ステップ6. 記事を執筆する
ここにきてやっと、調査をもとに記事を執筆します。
ここまでで分かるように、Webライターの仕事は、調査が8割を占めると言っても過言ではありません。
特にSEOに強い記事を書く場合は、上記の調査に加えて追加の調査も行っています。
Webライターの記事の書き方を知って稼げるライターになろう!
記事の書き方の「5つの基本」と「5つのコツ」を知っていれば、Webライターとしてのスキルが一気にアップします。執筆手順まで押さえることができれば、クライアントさんに重宝されるライターになれること間違いなしです!
今回ご紹介したポイントを復習して、記事の書き方に生かしてくださいね。
「基本はわかっても、まだまだ不安」と感じる方は、Webライティング講座をぜひご検討ください!学べる内容は以下の通りです。
お申し込みお待ちしています!